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漢方とは中国から伝来した医術や薬術であり、漢方薬は漢方で用いる草根木皮や動物類を原料とした医薬(治療薬)である。
漢方薬専門薬局経営薬剤師の漢方相談業務上の様々な本音を語るブログです。
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 チョコレートのう胞を伴わない内膜症による激しい生理痛は、多くの場合半年もあればかなり寛解し、一年もまじめに継続すればほとんど寛解してしまう疾患のように思われる。
 それほど漢方にとっては困難な病気とは思われない。

 チョコレートのう胞を伴うケースは、これまで35年間、寛解率は1例を除いてすべて成功しているように思うが、それには大きな理由がある。
 いずれのケースも一度は片方の手術を行なっており、今度は残っている方に出現したために、手術は懲り懲りだから漢方薬で一か八かやってほしいという要求に、相談者の気迫と此方の意気がピッタリ合っての成功のように思えてならない。

 但し、片方の手術歴のない初めてのケースでは、問い合わせは頻繁にあるものの、破裂したら怖いぞと医師からも周りからも忠告され、結局は手術を受けるのは当然にしても、猶予期間中に有名な漢方専門病院や薬局を歴訪していて当帰芍薬散レベルの基礎的な方剤しか出されてない。

 あるいは方剤に自由の効く有名薬局でも牛膝散製剤が出るのが関の山で、のう胞に対する配慮が足りないから、そちらには効果を示していない。

 当方では少なくとも三処方と+αで対処して来たのが成功の秘訣だったように思うが、先にも述べたように、いずれも片方の手術歴がある人たちばかりである。
 
 手術までの猶予期間だけでも服用させてもらえないかという遠方からの問い合わせが多いが、いずれも迷いの最中での及び腰のお問い合わであるから、すべてお断りしている。
 絶対に成功するという保障はないのだから、こちらも中途半端なお問い合わせでは引いてしまう。

 やはり二度目で切羽詰った状態に追い込まれないと、本気で直接やって来られる意気込みは出ないものであろう。

 ともあれ、現在、実際に子宮内膜症で当方の漢方薬を服用中の人はかなりおられるが、いずれの人も経過は良好であるから、もしかしたら内膜症は得意分野に入るのかもしれない。
投稿者 薬剤師 11:04 | 漢方薬のお問い合わせ
 僻み根性でそのように見えるのかどうか?
 小生のサイトやブログには、専門誌にしばしば書いていた時代と同様、学問的に真面目な日本漢方批判を折々に書いている。

 もちろん我が日本国を愛するがゆえに行っている日本漢方の杜撰な問題の数々を挙げて指摘し是正を求めている。
 学問的にも臨床的にも世界に通用するレベルに向上してほしいからに他ならない。

 ところが、僻み心からそう見えるのか? そのような主旨を書いたサイトやブログは直ぐに検索順位が下落する。
 たとえば、ブログでは 漢方と漢方薬および中医学関連情報
 サイトでは 漢方薬のMKDYネット
       漢方と漢方薬
       日本漢方の問題点
       中医学と漢方医学
       日本漢方の将来「中医漢方薬学」の提唱

 などが特に顕著である。

 たとえそうであっても、日本の漢方界への遺言状として、学問的な批判はやめるつもりはない。
 あまりにも目に余ることが多過ぎるからである。専門家の間でも正当な学問的な批判であると同感される人は以前から多いのであるが、皆さんそれぞれに雁字搦めのシガラミがあって同じようにあまり公言できないだけである。

 だから皆を代表して、しがらみの少ない小生が孤軍奮闘しているのである。
(といっても、裏では支援者は少なくはないのですがねっ・・・苦笑)
投稿者 薬剤師 23:18 | ちょっと憂鬱な話
 電話相談が可能で有意義なケースは、すでに直接何度か直接来られたことのある人に限られる。
 見ず知らずの一度も来られたことのない人が、いきなり電話で

「相談したいことがあるんですが~~」

と言われても、電話を取る女性薬剤師の決まり文句は、初めての人に対してはすべて

「電話相談はしてません」

と素気無い言葉をお返しするだけである。本日も多忙な土曜日の午前中だったから、ますます素気無い言葉を返すばかりである。
 薬局店頭では混雑している時でも、既に効果の安定した人達からの、補充注文の電話もシバシバかかって来る。これらの電話こそ大事なのである。
 そんな間に、及び腰の問い合わせの電話や、安易に電話相談を希望する人達には付き合っておれないのが現実である。

 土曜日には直接来られる人は多く、新人さんばかりでなく、新しく通い始めて2~3度目の人も多いので、漢方薬の微調整に神経を注ぐ重要な時期の人達ばかりなのである。土曜日は昼12時までとはなっていても、延長戦となることの多いもっとも混雑しやすい半ドンなのである。

 そんな日にかかる電話相談希望者に対して、この素気無い返事に直ぐに電話を切られることが多いので安心だが、時にひどく絡む「ゴネ上手な人」がいるのは困ったものである。
投稿者 薬剤師 23:22 | ちょっと憂鬱な話
 「漢方薬の成分は調べる方法があるのでしょうか?」
という些か怪訝な質問である。ありがた迷惑な電話相談は、いつも決まって仕事の邪魔ではあるが、深刻な声で問われれば、こちらも身構えてしまう。

 腸の薬を調合してもらったのだが、服用すると調子が却って悪いので、成分を知りたいのだが、どのようにしたら分析できるのだろうか?というやや頓珍漢な質問が続く。

 購入されたところに問い合わせて聞かれるべきではないか、そもそも漢方薬に処方名も成分も記載されてないことがおかしいのだから、つまり薬事法違反にあたる販売方法なのだから、遠慮せずに直接販売店に問い合わせるべきだとアドバイスすれば、欣喜雀躍するがごとく、
「直接聞いても良いんですね~~、そうですか~~、問い合わせても問題ないんですね~~~っ」
 とますます頓珍漢問答となるが、販売するほうも販売するほうなら、購入者も購入者である。
 
 無表示の医薬品を販売する薬局?にクレームをつけることがあっても、何を遠慮されることがあろうかっ。
 自費の漢方の痛いところは出費面である。だから近年盛んに宣伝される保険漢方の病院やクリニックへ行かれる人が多いのは慶賀すべきことだろう。

 ところが保険漢方を行う各地の病院やクリニックを転々としても治らず、結局はようやく意を決して自費の漢方薬局である当方のような田舎の片隅にまで訪れることになるのである。

 保険漢方と自費の漢方では漢方薬自体の質の問題もさることながら、使用できる漢方処方の種類に雲泥の差がある。また、漢方知識のキャリアの問題も大きいことだろう。

 多くの方は病気が治るものなら一定の出費は止むを得ずと観念されて、しばらくは頑張り続けて下さるケースがほとんどだが、一定の寛解を得て以後の詰めが甘くなる人がいるのは口惜しい。

 病状がひどい初期には多少の高額も厭わず頑張られたのが、咽喉もと過ぎれば熱さを忘れて服薬を怠りだした途端に再燃である。一度サボり癖が付くと、なかなか前のようには真面目に服用できないルーズな人も出てくる。

 ご自身の身体の問題なのだから自己責任と言えばそれまでだが、いかにも惜しいことなので、おしゃれや贅沢品を我慢すれば、それぐらいの経費は出るだろう、命と金とどちらが大事なのかね~~~と思わず言いたくなるのが老婆親切かお節介か?

 一つ一つの漢方製剤はどこにも負けない安価で誇っている我が薬局ではあるが、思いがけず経費の問題を持ち出されると、お返事の言葉に窮するのである。

 一定レベル以上の疾患ともなると、漢方薬で病気が真に改善されるには、どれだけの工夫と複雑な処方の組み合わせが必要となるかは、現実に体験した人でなければ実感できないことであろう。

 だから一つ一つの漢方製剤は世間相場よりもはるかに安価な価格設定ではあっても・・・あれやこれやの複雑な配合により併用薬も多く、月額にすれば数万円かかることも珍しくないのは事実だが、おしゃれや贅沢品を我慢すれば、何とかなりそうに思うのだが・・・。

 やはり健康や命より金の世界なのだろうか・・・?
投稿者 薬剤師 20:37 | ちょっと憂鬱な話
 患者さんたちも少しは最低限のマナーを考えないと、病院のみならず一般薬局でさえ、及び腰になっても当然だろう。
 なるべくならトラブルを避けたいのが人情、横行する病院内での暴言や暴力に医師たちは精神的に参っている人もおられるという。

 それでなくても過酷な労働条件の勤務医さんたちが、疲労困憊の状態でどうしろと言うのだろうか?
 一昔前のように医師に対する畏敬の念を持つどころか、患者さんは神様とばかりに不遜な態度で医師や看護師さんに食ってかかられては堪るまい。

 その点では一般薬局とて同様、病院と異なっていくらでも拒否権を発動できるのが一般薬局、いわゆる薬屋さんである。
 適切でない薬を購入されようとしていという理由から、薬の専門家の使命として、販売を謝絶することはいくらでも可能なのである。

 ことほどさように巷にはお客様は神様ではない!「イヤな客には売るな!」の対象となるべき人々が増える一方だという。

 すべてのツケは、患者さんみずからに跳ね返ってくる因果応報の世の中とは、実によくしたものである。
投稿者 薬剤師 00:54 | ちょっと憂鬱な話
 あまり大きい声では言えないが、専門家の医師達の間でこそ相当に不安視されているのが、必ずやって来るであろうと言われる「新型インフルエンザ」の来襲である。

 鳥インフルエンザのウイルスが変異して人から人へ伝染する事態が生じるのは時間の問題であり、それは近い将来、避けられない事態であるとされている。
 期待通りにタミフルが有効に作用すればよいが、副作用の問題も不安視する一部の専門家の発言も無視できないし、現実に日本に上陸すれば3200万人が感染して64万人の死者が出るであろうと予測され、一説では200万人以上の死亡説も出されている。

 日本に上陸した場合に感染を防ぐ最も有効な手段が「篭城」であるとも言われる。とすると職場を放棄して山に篭って隠遁生活をするに限るのであろう。
 しかしながら、卑怯者と言われたくないので職場を放棄する訳にもゆかないのが辛いところである(苦笑)。

 急性熱性疾患にこそ能力を発揮する温病系の漢方処方類が大活躍する場も予測される。
 もしも自分が感染した場合は、手元の漢方薬類によってみずからを治療し、漢方薬類の有効性を証明しなければならない、という使命感を感じる部分も無いわけではない。

関連ブログ:新型インフルエンザが日本に上陸したら漢方薬で治せますか?
投稿者 薬剤師 02:09 | ちょっと憂鬱な話
 タイトルに対する妙薬や妙案がある訳ではない。

 漢方をはじめた当初には明らかな効果があり、ご本人も喜んでおられたのだが、急性感染症などの不測の事態や、服薬回数の怠慢など、明らかな原因により、一時的に効果が激減すると治療に消極的になったり、愚痴ばかりが多くなったりする、そのような人たちの対処方法の問題である。

 もともと漢方に一定期間、賭けるつもりで決意の固い人だけの漢方相談に徹しているので、早い内からそのような消極的な言動が出て来るような人達には、チヤホヤと慰めの言葉や叱咤激励はしないのである。

 見込み違いの御相談に乗ってしまったミスと考え、消極的な人には、そちらの地元で頑張って下さいねと言って、迷いを断ち切って差し上げるし、愚痴が多くて後ろ向きにしか考えられない人は、当方の漢方相談には不向きだから、そちらの地元でよいところを捜して下さいと引導を渡すのみである。

 実際にそういう人たちが今年になって続いた。せっかく初期に明らかな効果があったのに、不測の事態の一時的な後退や、服用の怠慢から来る後退に対する分析や反省も出来ないレベルの人では、当方の漢方薬によって慢性病の克服は不可能であると判断せざるを得ない訳である。

 真剣勝負の自費の漢方相談は、自覚が足りない人を相手にする仕事ではないと思っている。
投稿者 薬剤師 23:40 | ちょっと憂鬱な話
性別 : 女性
年齢 : 30歳~39歳
簡単なご住所 :関東地方
御意見や御質問をどうぞ : 子宮筋腫で、だいぶ大きく、複数あるといわれました。子宮を残すか、全摘するか考えるように言われました。

 漢方でよくなるものなのでしょうか?

 ちなみに、伯母も子宮筋腫になり、漢方では効かず卵巣を含めて全て取ったそうです。痛みや深いな症状はほとんど無く、生理も普通にきています。


お返事メール:子宮筋腫でも、その人に対して適切な漢方薬を配合すれば、縮小して手術の必要がなくなり、閉経まで持ち越してセーフとなったケースは多々あります。
 但し、あまり大き過ぎると、間に合わないこともありますので、絶対に漢方で治るとは言い切れません。

 たとえば、ちょうど最近10年ぶりに他の疾患で訪れた女性のカードを見ていたら、当時、子宮筋腫で閉経近くまで10年間、漢方薬を続けて手術を免れた記録が出て来ました。
 当時三十代半ばの女性でした。子宮筋腫の大きさは僅か7cm程度でしたが、生理の出血量が多く、生理痛もひどく、貧血・腰痛・食欲不振・寒がりで重度の冷え性であり、排卵痛も伴うなど、体力的にも問題の多い人でした。

 体質に合わせて、桂枝茯苓丸に補中益気湯・海馬補腎丸・ヨクイニン・牡蠣から製造されたイオン化カルシウムの併用で、次第に縮小して、諸症状もかなり緩和し、その後、10年間続けることで、閉経を迎えて小さくなっていた筋腫も完全に問題とならなくなりました。

 このような7cmレベルの筋腫でも諸症状を伴っている場合は、10年間も続ける必要があるケースも多々あるくらいですから、貴女様のように相当大きな筋腫でしかも複数存在する場合は、医師の奨めに従って、あっさり手術を受けた方が手っ取り早くもあり、経費的にもはるかに得策であることと思われます。

 その他にも、多くの子宮筋腫の方が漢方薬を利用されましたが、いずれも同様に自費の出費を厭わず必要な漢方処方をしっかり服用され、定期的な体質確認の為に直接通えて、しかも長期間の継続ができた人たちばかりです。
投稿者 薬剤師 20:12 | 漢方薬のお問い合わせ
 休み明けの月曜日は慌しい日が多い。たとえ直接来られる人が少ない日でも、月曜日は常連さんや継続中の人達から、補充注文が多く重なりやすい日である。

 電話やメール、FAXなど、いずれも多くは安定期に入っている人達だからこそ発送である。以前は漢方薬の効果が安定するまで何度も根気よく足を運んでくれた人達ばかりである。
 そのような過去の互いの苦労があってこそ、気楽にお電話やメール、FAXでの補充注文が可能となるのだが、少人数で運営する業務であるから、送り状の発行や荷造りなどで昼食を抜くことさえあるのが月曜日の慌しさである。

 そのような状況をよくご存知のお馴染みさんたちは、昼が下がって落ち着く頃を見計らって来局される人が多い。
 もちろん午前中から来られる人も多いが、何度も通われているうちに、互いのペースも分かってくるので、スムーズな相談がこなせ、たとえ新来の人が来られても、本気で来られている限りは発送関連業務を中断して、漢方相談に専念することになる。

 ところが中途半端な気持ちで漢方相談に大勢でおしかけられた時には、お断りするのにも一苦労である。
 近在なのに7~10日毎にピントがしっかり合うまで通えないとなると、お断りせざるを得ないからである。
 遠方であれば、少なくとも2泊3日くらいの旅程で来られるのを原則としているから、その後はメール相談に切り替えても不可能ではない。

 ところが通える範囲内であるにもかかわらず、何度も来られないようでは当方の方針に反するので、お断りするわけだが、そのお断りの説明に随分手間取るのも何だかいつもひどい矛盾を感じないわけではない。
 しかしながら、うっかり相談に乗って一度漢方薬をお出しして中途半端なことになっても困るから、お断りせざるを得ないのである。

 今、慌しかった月曜日の仕事が終わって疲労困憊した状態で、いったいブログに何を書いているのやら、自分でも分からなくなった(苦笑)。

 そうそうっ! そんなに大勢でやって来られても直ぐにピントが合うほど漢方薬は安易でもないし、当方とて神ワザ名人でもあるまいし、あんまりお気軽に来られても困るということが言いたいのだった。
 また、ピントがしっかり合うまで足を運べる状況にない人までが、気構えが出来ないまま来られても困るのである。
投稿者 薬剤師 19:18 | ちょっと憂鬱な話
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