2009年09月17日(木)
アトピーに寒涼薬過剰投与が行われる一方では温補剤の過剰投与
逆光のムクドリ posted by (C)ヒゲジジイ
昨今のアトピー性皮膚炎をこじらせてやって来られる人の多くは、朝鮮人参含有の温補剤の過剰投与や、ニンニク療法、半身浴の長風呂や真夏でも靴下を履いて水虫を増殖させるような温め療法により、熱性炎症を全身に蔓延させてやって来られるケースがほとんどである。
アトピーに限らず、あらゆる疾患の原因が冷えであるという極めて短絡的で幼稚な信仰による結果がこの通りである。
ところが最近では珍しく石膏剤や温清飲系列の方剤を一年間も病院で投与された挙句に、脾肺腎を大きく損傷して弱り切って来られた人もおられる。
ここまで来れば却って人参や黄耆の配合が必須となるが、脾肺の機能が回復したところで、本来の体質に戻る可能性が高いので、頃を見計らって補腎剤を加え、熱化しかかったところで適切な清熱剤の適量を加えるなり、臨機応変の配合変化が必要になるだろう。
一方では、生まれながらに腎陰虚証体質者であるのに、二年間に亘って生脈散を主体にした人参配合製剤を投与され続けた挙句に、ステロイド軟膏さえ効かなくなり、実熱証に激しい虚熱も合体して重症化して来られた人もおられる。
しかしながら、他の医療機関や漢方専門薬局などで、誤治に誤治を重ねられて最悪に近い状態になっている人ほど、意外に根性があり、決死の覚悟で頑張られるので、中途半端な段階で来られる人よりも経過がよいケースが多いのは不思議である(苦笑。
逆光のムクドリ posted by (C)ヒゲジジイ
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