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村田漢方薬局



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ヒゲジジイ
性別 男性
所在地 山口県
血液型 B型
山口県下関市の漢方薬専門・村田漢方堂薬局経営の薬剤師。平成20年現在で35年の漢方漬けの生活が続いて齢も58歳となってしまった。残りの人生もそれほど長いとは思えないので、そろそろ日本の漢方界へ遺言状を書いておくべきだと考えているっと、これプロフィールになってないかも!?
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2009年09月26日(土)

大建中湯を冒涜する医師たちの乱用

    アオサギ
    アオサギ posted by (C)ヒゲジジイ

 本来、大建中湯は適切に用いれば、かなりな速効が期待できる名方である。
 ところが、昨今、保険漢方における乱用による副作用被害の相談が頻繁である。軽度の副作用といえども、誤投与による副作用だけに看過出来ない問題である。

 体質を選ばない開腹術後の投与は日本国中で行われる無謀は言うはおろか、単なる一時的な便秘レベルでも乱用される医師には驚かされたのがつい先日のことである。
 しかも、1回2包1日2~3回の投与で、体重が軽い女性には1日2回であっても、通常は1日3回で1回2包の服用であると、その医師は自慢げに患者に告げたという。

 先日、野球の王さんの腸閉塞が報道されたのをきっかけに、単なる軽度の便秘を心配して受信された女性が、診断は単なる過敏性大腸炎だということで、上記の大建中湯を処方された。

 このような安易な投与によって次に何が起こるかは想像に難くない。全身がメラメラと火照り、残暑が強い昨今の季節では耐え難いほどだという苦情が、なぜか当方に寄せられた。

 関わりたくもないので「投与した医師に苦情を持ち込むようにっ!」と云いたいところだが、以前からのお馴染みさんでもあるから、敬遠することも出来ない。

 即刻中止するようにアドバイスし、適切な漢方薬(麻子仁丸製剤)を渡しておいたが、もともと基礎疾患に膠原病を持つ人だから、辛温の薬物が沢山配合された方剤を不必要に投与されると、肺陰や腎陰が損傷されて碌なことはない。

 無知ほど恐ろしいものはないが、患者さんの無知は当然としても、投与する医師たちの無知さ加減、漢方医学や中医学の基礎知識が皆無としか思えない先生方の保険漢方乱用の実態は想像絶する恐ろしい時代に突入している。
 一昔前まで、

 漢方薬なんて迷信だっ!
 漢方薬で病気が治れば世話はないっ!
 漢方薬は信じません。

 などなど、漢方薬を目の敵(かたき)にされていた多くの開業医の先生方が、保険適用の漢方が増えるにつれ、ガラッと態度が変るあの豹変振り。
 
     ホオジロ(オス)
     ホオジロ(オス) posted by (C)ヒゲジジイ