間違いだらけの漢方と漢方薬 クリック⇒健康・ダイエットランキング ←1日1回のクリック期待してます! 山口県下関市

このブログは

村田漢方薬局

専属ブログです

 スピード相互リンク 漢方専門薬剤師による漢方薬方剤漫遊記 漢方薬のMKDYネット にほんブログ村 健康ブログ 漢方へ 漢方薬でアトピー性皮膚炎が治る漢方相談 漢方と漢方薬の質疑応答集と村田漢方堂薬局の近況報告 スピード相互リンク スピード相互リンク

漢方とは中国から伝来した医術や薬術であり、漢方薬は漢方で用いる草根木皮や動物類を原料とした医薬(治療薬)である。
漢方薬専門薬局経営薬剤師の漢方相談業務上の様々な本音を語るブログです。
ホーム > 間違った漢方投与 > 合わない漢方薬のダブルパンチ
御意見や御質問はこちらから
本ブログの専用バナー
ユニークカウンター
ランキングナビ
人気サイト
QRコード
qrcode
RSS 2.0
RSS 1.0
ATOM 0.3
XHTML 1.0
CSS
WaBlog
2006年11月30日(木)

合わない漢方薬のダブルパンチ

 肝胆膵臓系の疾患に対する漢方薬は、正確な中医学的弁証論治に基づいた適切な組み合わせにかなり自信を持っているものの、些か経費が嵩む嫌いがある。
 それでも過去、求めに応じて進行した肝・胆・膵臓系の悪性腫瘍の患者さんたちにクオリティー・オブ・ライフ向上の目的で使用してもらい、その効果は主治医にも認められたケースは数多い。
 それだけに、もっと軽症のあらゆるタイプの慢性肝炎などにも評判が良い方法なのだが、他の薬局や医療用漢方に走ったために体調を崩してしまい、漢方薬の組み合わせのデリケートさをモロに経験された人もある。

 たまたまその方には中医学で言う肝腎陰虚と肝胆湿熱の合併により「内風」を伴ったやや複雑な体質であるので、うかつに陰液を損傷しかねない生薬を多量に配合すべきではない。
 もともと当方の漢方薬の組み合わせで順調に経過していたものを、最近はかなりのびのびの服用になっていることは、やはり経費的にやや高額だから止むを得ないことと残念に思っていた矢先・・・・・

 ところがやや遠ざかっている間にやられていたことは、医療用では柴胡・半夏・生姜・桂枝・川芎・当帰・人参などが豊富に含まれた方剤が出され、却って火照りと痺れ感が出現し、そのことを一般薬局に相談すると牛黄は良いとしても、さらに桂枝・川芎・当帰・人参などが含まれているためにか、ますます調子を崩し、どうしたら良いのだろうと電話がかかって来たのが昨日のことである。

 正解は、合わない漢方製剤をすべて中止する以外に方法はありませんよ、とお答えする他ないのであった。それぞれのところで頂いた漢方製剤が悪いのではなくて、合わない漢方方剤を投薬される方の判断ミスなのだから、漢方薬の責任にしてはいけませんよ、ということであるが、これに類似したケースはザラにあることで、漢方薬のハシゴというものは、船頭が多過ぎて船が山に登る譬え通りのことが生じても不思議はないのである。

 結局、もともとピントの合っている当方の漢方薬だけに戻したいということになったが、素人さんには 漢方と漢方薬は、実際には世間の想像以上にきめ細かく論理的であるということ ということまでは何度諭しても理解不可能だから、昨今やや諦め加減の心境ではあるのだった。