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漢方とは中国から伝来した医術や薬術であり、漢方薬は漢方で用いる草根木皮や動物類を原料とした医薬(治療薬)である。
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2007年09月14日(金)

漢方相談の最も重要で難しい問題点

 漢方相談においては、相談を受ける当方の質問の仕方が最も重要ではあるが、同時にご相談者の表現力というか表現意欲、具体的な状況の表現力の問題によって、より早くピントが合うかどうか、いつまでもだらだらとピントが合わずに効果を発揮出来ない場合もある。
 もちろん、当方の実力不足の問題もないではないが、得意分野の一つであるアトピー性皮膚炎においては、極端に服用者の観察意欲と表現意欲の問題に左右されている点は否めない。

 痒みが強く、赤みが出現するのは皆さん共通しているが、どういう状況でそうなるのか? 寒熱の問題、乾燥の問題、浸出液の問題、風呂上りに温まると痒みが出るのか出ないのか? クーラーに対する影響など、当方から提出する質問に客観的および主観的に表現できるかどうか、繰り返し類似した質問を方向を変えて行うことに、その質問に対して真正面から回答してもらわねばならない。

 また、配合変化による反応について、処方の組み合わせ毎の客観的および主観的な体感を敏感に感じ取り、正確な表現を行ってくれる人ほど、早く正確なピントが合いやすい。
 これがどうしても出来ない人では、ただ「痒いカユイ」以外の言葉以外の日本語を知らないオバカサンと判断して、御相談を打ち切らざるを得ない事態も稀には生じることになる。

 それゆえ自ずから、冷静な判断力と表現意欲のある人ばかりを受け入れるという選別を行わざるを得ないので、だからアトピー性皮膚炎に対する改善率は相当高くなるのは当然かもしれないのであった(苦笑)。

 但し、アトピーが一筋縄では行かない証拠に、最初に服用してもらった清熱除湿・滋補肝腎法では非常に寒がってやや悪化傾向が見えるため、益気固表法の玉屏風散を併用してもらうことで急速に改善していたところ、職場に戻った途端に再び発赤・瘙痒・滲出液が再発。
 今度は玉屏風散製剤を廃止し、最初にやや悪化したはずの清熱除湿・滋補肝腎法に戻したところ、再び寛解状態にもどり、比較的良好な経過を辿っている例があるなど、こういう例に限らず状況による適切な臨機応変の配合変化が行えるかどうかは、当方の実力もさることながら、服用者の観察と正確な報告に負うところが大きいのである。

 代表的な実例として⇒ 親子で異なるアトピー性皮膚炎の治療方剤