間違いだらけの漢方と漢方薬 

村田漢方薬局



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ヒゲジジイ
性別 男性
所在地 山口県
血液型 B型
山口県下関市の漢方薬専門・村田漢方堂薬局経営の薬剤師。平成20年現在で35年の漢方漬けの生活が続いて齢も58歳となってしまった。残りの人生もそれほど長いとは思えないので、そろそろ日本の漢方界へ遺言状を書いておくべきだと考えているっと、これプロフィールになってないかも!?
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医薬品のネット通販問題

    ISO=1600
    ISO=1600 posted by (C)ヒゲジジイ

 中国産の漢方製剤原料生薬が軒並み品薄状態になって値上がりしているという報道が伝わってくる。
 
 常々引用してきたことだが、
流行は、たいていの場合、それの需要者によって作られないで、それの供給者によって作られる。即ち頭の好い商人たちによって創案され、頭の悪い婦人たちによって需要される。
━萩原朔太郎著「虚妄の正義」

 いつまでたっても日本国民は賢くなれないのか、先日のブログでも引用した馬鹿者の大学生といい、昨今の防風通聖散の販売者側から強引に作られたブームといい、理解に困しむ現象には厭きれるばかりである。

    マルムシの冒険
    マルムシの冒険 posted by (C)ヒゲジジイ
投稿者 薬剤師 2009年6月10日 07:01
    曇天のムクドリ
曇天のムクドリ posted by (C)ヒゲジジイ

 m3.comから配信される報道によれば、今回の新型インフルエンザ対策において、水際対策と称して行われた厚生労働省の官僚による検疫の強行は、科学的根拠や実効性に疑問が多く、それゆえ人権尊重をうたう憲法第13条に抵触する可能性が大あるといわれる。

 また、他の報道によれば、改正薬事法にともなって発令される「医薬品の通信販売規制」の省令は、憲法第22条の営業の自由を侵害するものであると指摘されている。
 このことを根拠としてさっそく東京地裁に提訴した人達がいるが、立場は大いに異なる部分があるものの、暴走する厚生労働省に鉄槌を加える立派な行為であると思う。

    曇天のスズメ
曇天のスズメ posted by (C)ヒゲジジイ
投稿者 薬剤師 2009年5月27日 20:55
 医薬品の通販は「離島」「継続購入」のみ 2年間の経過措置として認める省令再改正案が5月11日出された件につきまして。

 そもそも買い物カゴ等による医薬品のお誘い販売であるネット通販と、我々漢方薬局において直接来局頂いて詳細綿密な漢方相談行った後に2~5度目以降に通販を行うものとを同列に置かれることは実に心外です。

 もしもこの省令案がそのまま施行されるとしたら・・・。
 たとえば、三十年来の常連さんで、合成医薬品が一切服用できない特異体質のご高齢者が、現実に漢方薬だけを頼りに健康を維持されておられ、様々な頑固な疾患をすべて漢方薬で解決されて来た。

 その方に、二年後からはクロネコなどを利用した代引き販売が出来ないとなると、即座にそのお年寄りの健康のみならず生命を維持すること自体にも重大問題が発生することが目に見えている。

 もしもそのために、様々な病気が再発して取り返しのつかないことになれば、厚生労働省は未必の故意として裁かれなければならないでしょう。

 そのような事例が他にも頻出することは目に見えているので、国民の生命を守るべき国家機関の厚生労働省は、憲法違反を犯すのと同時に、未必の故意という犯罪も犯すことは明白です。

 命の遣り取りをしている遠方の人達が、保険の利かない優れた漢方製剤を頼りに健康を維持している手段を奪い取るという厚生労働省の恣意的な省令は断じて容認することは出来ません。

 一度は遠路はるばる泊りがけで直接来られた人達も多く、繰り返し微調整の方法を伝授しつつ、2~5度目以降は電話相談やメール相談に切り替えて宅配便を利用しておられるお馴染みさんや常連さんは少なくありません。

 ネット通販(具体的な医薬品画像とともに販売価格を表示し、買い物カゴ等によるお誘い販売)によるお誘いネット販売とは次元が異なるものであり、 漢方相談薬局の立場としましては、ネット通販を禁止されることには何の依存もありません。

 最後に付け加えたいことは、まことに書きにくいことではありますが、もしも6月1日以降に、漢方薬や伝統薬(各地の家伝薬)の通信販売までも禁止する省令を施行するようなことがあれば、厚生労働省による憲法違反および未必の故意として訴訟をも辞さないつもりでおります。

自動的に送られてきた厚生労働省からのご挨拶:パブリックコメントを受け取りました 日付: 2009/05/12 23:08 [ソース表示]
 厚生労働省です。
 この度は貴重なコメントをいただきありがとうございました。
投稿者 薬剤師 2009年5月12日 23:10
 この国は何とも薄気味悪い。
 来年からコンビでも風邪薬や鎮痛剤が販売可能になるという報道とともに、ビタミン剤のインターネットやカタログ販売も解禁されるという厚生労働省の発表があったとされる。

 もっとも引っかかる問題が「インターネットやカタログを使ったビタミン剤の販売も解禁する」という報道である。
 すでに早くから派手に行われているものを、なにを今さら「解禁」とはナンじゃっ!と言いたい。

 勘ぐってみれば、わざわざビタミン剤だけを取り上げてネット通販やカタログ通販を解禁すると発表する裏には、それ以外の医薬品については、ネット通販やカタログ販売を全面的に禁止するためのアドバルーンのつもりなのだろうか?

 以前からネットによるお誘い販売を自粛するように強く要請されていたはずの厚生労働省である。強く要請して来た割には、ほとんど効果はないようで、要請を守ってきたのは小生のようなクソ真面目な朴念仁だけであろう。
 しばしば内部通達でネット通販を止めるように強く要請していたはずの厚生労働省はここ1~2年、パタリと通達が途絶えている。

 現実には漢方薬を含めたネット通販は隆盛を極めるばかりのように見えるが、突然、ビタミン剤が解禁という報道に、クソ真面目なコチトラ、頭が混乱するばかり。
 少し前に、医薬品のネット通販を行ってよいというのなら、明日からでも行えるがやってもよいか?とその筋にお伺いを立てたら、しない方がよいという歯切れの悪い返事が帰ってきたばかりである。

 この国の医薬品行政は、一体どうなってるんだろう~~~っ???
 実に気味の悪い国だな~っtoilet

 そもそも人体に作用を及ぼす医薬品である。安易なネットによるお誘い販売を野放ししていること自体に大きな疑問があるところへ、いつまでも玉虫色の行政を行っているばかりで、今後も延々と振り回され続けるのだろうな~bye
投稿者 薬剤師 2008年7月20日 22:03
 保険漢方なら絶対的に安いからと、決して自費の漢方に手を出そうとされない人も多いらしいが、当方の薬局で遭遇する数々の事例は、その保険漢方で効果がないまま病状が悪化してしまった人達が集合する下請工場というよりも救済所的な状況となっている。

 大きな声では言えないことだが、保険漢方のエキス製剤には処方数に限りがあること以上に問題なのは製剤の品質の問題(正しい生薬が使用されてないなど)と同時に、これに負けず劣らず処方される内容事体の問題も大き過ぎるように思われる。
 基本的な弁証論治はおろか、方証相対という日本漢方の基本すら守られてないケースばかりが目に付く。あれがエビデンス漢方とでも言うのだろうか?

 それはともかく、かくして自費の漢方薬が高額の出費を強いられるからという誤解から、病状によっては保険漢方で治らず、むしろ安価な保険適用外の漢方製剤で容易に寛解してしまうケースはザラにある
 もちろん病状によっては、かなり高額な配合を必要とするケースもあるが、保険漢方に拘り続けて悪化するよりも、一定の経費がかかっても寛解する方が遥かにマシだろう。
 実際のところ、人間様は長く生きてもなかなか百歳を超えにくいのだから、頑固な疾患ともなれば宿痾となって一生付き纏っても止むを得ないところを、かなりな程度寛解できれば、残る人生も明るくなるに違いない。

 保険漢方も含めてあらゆる治療方法を試みて治らず、ようやく自費の漢方でかなりな程度寛解できたことを喜ばれるのを通り越して、その病気が百パーセント治る、文字通り「完治あるいは根治」するものと誤解している人が多いのは驚く。
 宿痾となっていた疾患が、そうそう簡単に根治するはずも無く、物のたとえで言えば8~9割がた寛解すれば御の字で、その状態でいかに再燃させることなく安楽な人生を送れるかどうかが重要なはずである。

 皆が期待するように長期間続いた痼疾が百パーセント根治するものなら、人間様は永久に死なない計算となるではないかっ!?

 ともあれ、これら様々な宿痾の寛解に大いに役立ちサポートするのが、バリエーションの豊富な保険適用外の漢方製剤群であるが、それらを折々にブログで紹介していたら、目ざとい同業者が(少し前までは天下の厚生労働省がネットによるお誘い販売は即刻止める様にあれほど内部通達を出し続けていたはずが、昨今は何が起きたか静まっている)さっそくネット上でお誘い販売が目立つようになるので興ざめしてしまい、公表する気が大いに殺がれてしまった(苦笑。
投稿者 薬剤師 2008年7月13日 08:51
 「漢方薬の成分は調べる方法があるのでしょうか?」
という些か怪訝な質問である。ありがた迷惑な電話相談は、いつも決まって仕事の邪魔ではあるが、深刻な声で問われれば、こちらも身構えてしまう。

 腸の薬を調合してもらったのだが、服用すると調子が却って悪いので、成分を知りたいのだが、どのようにしたら分析できるのだろうか?というやや頓珍漢な質問が続く。

 購入されたところに問い合わせて聞かれるべきではないか、そもそも漢方薬に処方名も成分も記載されてないことがおかしいのだから、つまり薬事法違反にあたる販売方法なのだから、遠慮せずに直接販売店に問い合わせるべきだとアドバイスすれば、欣喜雀躍するがごとく、
「直接聞いても良いんですね~~、そうですか~~、問い合わせても問題ないんですね~~~っ」
 とますます頓珍漢問答となるが、販売するほうも販売するほうなら、購入者も購入者である。
 
 無表示の医薬品を販売する薬局?にクレームをつけることがあっても、何を遠慮されることがあろうかっ。
投稿者 薬剤師 2008年4月9日 00:24
 我が薬局では、今はやりのメタボリックシンドロームにかなり効果のある扁鵲(へんせき)という漢方薬は、昨年まで愛用者が多かったのに、メタボリック症候群が騒がれだした途端、販売量が激減した。
 「食わずに走れ!」などと見も蓋もないアドバイスを贈っていたのが功を奏したものと思っていたが、それにしても不思議なので、ふと思いついてネット上の医薬品のお誘い販売サイトをネットサーフィンして納得した。

 知らない間にネット上では安売り合戦が始まっていたのだった。それを知って急遽どこにも負けない安価に設定し、加えて他の漢方製剤を総点検したところ、従来からどこにも負けない安価な製品も多数あったことに我ながら驚いたものの、世間並みだったものも、一律、どこにも負けない価格設定に急遽変更したのだった。

 紅顔の美少年(?)の時代にはボクサーになりたかったくらいだから、何でも負けるのは歯がゆいもの。ネット販売によるお誘い販売こそ、断じてするつもりはないが、当方のHPやブログ類を見て遠路はるばるやって来られる人が増える一方の昨今である。彼らや彼女らは、当方の腕と知識を見込んでくれたことに間違いないにしても、ネットで調べてこられるくらいだから、後々価格面で引け目を感じたくないのが人情というもの。

 我が薬局のような弱小でも、もともと日本一販売量の多い製品を複数もっているほど薬系の漢方業界というのはトテモ狭い世界である。
 だから、どこにも負けない価格設定にすれば、当然薄利になって面白くもないが、ピント合わせだけに当方の知識を利用されて、ピントが合ったからといって他の安売り店に直行されたのでは、イヨイヨもって面白くない。
 そんな不義理をされるくらいなら、どこにも負けない価格設定をしておくに限ると考えたまでのことだ。
 但し、価格ばかりを比較する本末転倒の考え方の人は、従来どおり、お断りし続ける方針に変わりはない。

 かくしていよいよ、漢方薬業界では、乱売合戦によって随証治療も弁証論治も完全に忘れ去られ、病名漢方乱立の世界に堕するのであろうか?
 医療用漢方に圧されて薬系の漢方もここまで追い込まれたということだろう。
 本末転倒の「安かろう、ピンとは合わなかろう」の世界の悪循環に陥る自縄自縛の薬系漢方業界は、もはや救いようがないのだろうか?
投稿者 薬剤師 2006年11月22日 21:25
厚生労働省は、今国会で医薬品のインターネット販売を禁止する法案を含めた薬事法改正案を提出されるらしい。

法案が通ると栄養剤等の一部の医薬品類以外はネット販売が禁止されることになる。

これには当然、医薬品である漢方薬類も含まれるはずで、これほど喜ばしいことはない。

なぜか?

たとえば、医療用の漢方薬において、医師が診断された上で処方された小青竜湯など、明らかに麦門冬湯や滋陰降下湯、あるいは養陰清肺湯が処方されるべき証候において誤投与されているケースにしばしば遭遇する。

このように、医師が直接診断しても誤投与が目立つ漢方医学である。

それゆえ、なおさら対面販売によらず、安易なネット通販に頼ることで、そう易々と適切な漢方処方が得られるはずもない。

安易な販売による副作用等、医薬品の乱売に繋がりかねない危惧から、厚生労働省は以前から、医薬品をネット上で陳列・展示しての「お誘い販売」を、内部通達によって自粛を強く促してこられた経緯がある。

それゆえ、ここに来てようやく法的規制がかかることには、賛否両論あるにせよ、小生の所属する薬系の漢方業界では歓迎するムードがかなり大きいのであった。
投稿者 薬剤師 2006年1月27日 16:21
医薬品である漢方薬がネット通販されている現状のひどさには、驚かされた。

あれだけ厚生労働省が自粛を求めているというのに、ぜんぜん聞く耳を持たないのではないか。

実にひどい現象だと思う。

サイトを沢山持って楽しんでいる先輩に聞くところによれば、メールによるエッチの誘いは、それはひどいもんだ、と喜んでいたのか嘆いていたのか、きっと憤慨していたのだと思うが、それと同レベルのひどさだと思う。

もっと悪質だとは言えないだろうか。

長年、漢方相談の仕事に携わっていて思うことは、それほど安易に漢方薬は販売できるものではないと感じるのだが、薬局に直接足を運んでもらえないような薬局だから、ネット通販に走らざるを得ない、という経済的な問題が絡むのだ、と先輩が嘆いていた。

何でも経済原則で動く世の中だか、無理もないとは言えなくもないが、それにしてもひどすぎる現状だと思う。

本音でものを言えば、こんなところだけど、これでもまだ、半分は遠慮しているような気がする。
投稿者 薬剤師 2005年8月30日 04:36