医薬品のネット通販問題
「漢方薬の成分は調べる方法があるのでしょうか?」
という些か怪訝な質問である。ありがた迷惑な電話相談は、いつも決まって仕事の邪魔ではあるが、深刻な声で問われれば、こちらも身構えてしまう。
腸の薬を調合してもらったのだが、服用すると調子が却って悪いので、成分を知りたいのだが、どのようにしたら分析できるのだろうか?というやや頓珍漢な質問が続く。
購入されたところに問い合わせて聞かれるべきではないか、そもそも漢方薬に処方名も成分も記載されてないことがおかしいのだから、つまり薬事法違反にあたる販売方法なのだから、遠慮せずに直接販売店に問い合わせるべきだとアドバイスすれば、欣喜雀躍するがごとく、
「直接聞いても良いんですね~~、そうですか~~、問い合わせても問題ないんですね~~~っ」
とますます頓珍漢問答となるが、販売するほうも販売するほうなら、購入者も購入者である。
無表示の医薬品を販売する薬局?にクレームをつけることがあっても、何を遠慮されることがあろうかっ。
という些か怪訝な質問である。ありがた迷惑な電話相談は、いつも決まって仕事の邪魔ではあるが、深刻な声で問われれば、こちらも身構えてしまう。
腸の薬を調合してもらったのだが、服用すると調子が却って悪いので、成分を知りたいのだが、どのようにしたら分析できるのだろうか?というやや頓珍漢な質問が続く。
購入されたところに問い合わせて聞かれるべきではないか、そもそも漢方薬に処方名も成分も記載されてないことがおかしいのだから、つまり薬事法違反にあたる販売方法なのだから、遠慮せずに直接販売店に問い合わせるべきだとアドバイスすれば、欣喜雀躍するがごとく、
「直接聞いても良いんですね~~、そうですか~~、問い合わせても問題ないんですね~~~っ」
とますます頓珍漢問答となるが、販売するほうも販売するほうなら、購入者も購入者である。
無表示の医薬品を販売する薬局?にクレームをつけることがあっても、何を遠慮されることがあろうかっ。
投稿者 薬剤師 2008年4月9日 00:24
我が薬局では、今はやりのメタボリックシンドロームにかなり効果のある扁鵲(へんせき)という漢方薬は、昨年まで愛用者が多かったのに、メタボリック症候群が騒がれだした途端、販売量が激減した。
「食わずに走れ!」などと見も蓋もないアドバイスを贈っていたのが功を奏したものと思っていたが、それにしても不思議なので、ふと思いついてネット上の医薬品のお誘い販売サイトをネットサーフィンして納得した。
知らない間にネット上では安売り合戦が始まっていたのだった。それを知って急遽どこにも負けない安価に設定し、加えて他の漢方製剤を総点検したところ、従来からどこにも負けない安価な製品も多数あったことに我ながら驚いたものの、世間並みだったものも、一律、どこにも負けない価格設定に急遽変更したのだった。
紅顔の美少年(?)の時代にはボクサーになりたかったくらいだから、何でも負けるのは歯がゆいもの。ネット販売によるお誘い販売こそ、断じてするつもりはないが、当方のHPやブログ類を見て遠路はるばるやって来られる人が増える一方の昨今である。彼らや彼女らは、当方の腕と知識を見込んでくれたことに間違いないにしても、ネットで調べてこられるくらいだから、後々価格面で引け目を感じたくないのが人情というもの。
我が薬局のような弱小でも、もともと日本一販売量の多い製品を複数もっているほど薬系の漢方業界というのはトテモ狭い世界である。
だから、どこにも負けない価格設定にすれば、当然薄利になって面白くもないが、ピント合わせだけに当方の知識を利用されて、ピントが合ったからといって他の安売り店に直行されたのでは、イヨイヨもって面白くない。
そんな不義理をされるくらいなら、どこにも負けない価格設定をしておくに限ると考えたまでのことだ。
但し、価格ばかりを比較する本末転倒の考え方の人は、従来どおり、お断りし続ける方針に変わりはない。
かくしていよいよ、漢方薬業界では、乱売合戦によって随証治療も弁証論治も完全に忘れ去られ、病名漢方乱立の世界に堕するのであろうか?
医療用漢方に圧されて薬系の漢方もここまで追い込まれたということだろう。
本末転倒の「安かろう、ピンとは合わなかろう」の世界の悪循環に陥る自縄自縛の薬系漢方業界は、もはや救いようがないのだろうか?
「食わずに走れ!」などと見も蓋もないアドバイスを贈っていたのが功を奏したものと思っていたが、それにしても不思議なので、ふと思いついてネット上の医薬品のお誘い販売サイトをネットサーフィンして納得した。
知らない間にネット上では安売り合戦が始まっていたのだった。それを知って急遽どこにも負けない安価に設定し、加えて他の漢方製剤を総点検したところ、従来からどこにも負けない安価な製品も多数あったことに我ながら驚いたものの、世間並みだったものも、一律、どこにも負けない価格設定に急遽変更したのだった。
紅顔の美少年(?)の時代にはボクサーになりたかったくらいだから、何でも負けるのは歯がゆいもの。ネット販売によるお誘い販売こそ、断じてするつもりはないが、当方のHPやブログ類を見て遠路はるばるやって来られる人が増える一方の昨今である。彼らや彼女らは、当方の腕と知識を見込んでくれたことに間違いないにしても、ネットで調べてこられるくらいだから、後々価格面で引け目を感じたくないのが人情というもの。
我が薬局のような弱小でも、もともと日本一販売量の多い製品を複数もっているほど薬系の漢方業界というのはトテモ狭い世界である。
だから、どこにも負けない価格設定にすれば、当然薄利になって面白くもないが、ピント合わせだけに当方の知識を利用されて、ピントが合ったからといって他の安売り店に直行されたのでは、イヨイヨもって面白くない。
そんな不義理をされるくらいなら、どこにも負けない価格設定をしておくに限ると考えたまでのことだ。
但し、価格ばかりを比較する本末転倒の考え方の人は、従来どおり、お断りし続ける方針に変わりはない。
かくしていよいよ、漢方薬業界では、乱売合戦によって随証治療も弁証論治も完全に忘れ去られ、病名漢方乱立の世界に堕するのであろうか?
医療用漢方に圧されて薬系の漢方もここまで追い込まれたということだろう。
本末転倒の「安かろう、ピンとは合わなかろう」の世界の悪循環に陥る自縄自縛の薬系漢方業界は、もはや救いようがないのだろうか?
投稿者 薬剤師 2006年11月22日 21:25
厚生労働省は、今国会で医薬品のインターネット販売を禁止する法案を含めた薬事法改正案を提出されるらしい。
法案が通ると栄養剤等の一部の医薬品類以外はネット販売が禁止されることになる。
これには当然、医薬品である漢方薬類も含まれるはずで、これほど喜ばしいことはない。
なぜか?
たとえば、医療用の漢方薬において、医師が診断された上で処方された小青竜湯など、明らかに麦門冬湯や滋陰降下湯、あるいは養陰清肺湯が処方されるべき証候において誤投与されているケースにしばしば遭遇する。
このように、医師が直接診断しても誤投与が目立つ漢方医学である。
それゆえ、なおさら対面販売によらず、安易なネット通販に頼ることで、そう易々と適切な漢方処方が得られるはずもない。
安易な販売による副作用等、医薬品の乱売に繋がりかねない危惧から、厚生労働省は以前から、医薬品をネット上で陳列・展示しての「お誘い販売」を、内部通達によって自粛を強く促してこられた経緯がある。
それゆえ、ここに来てようやく法的規制がかかることには、賛否両論あるにせよ、小生の所属する薬系の漢方業界では歓迎するムードがかなり大きいのであった。
法案が通ると栄養剤等の一部の医薬品類以外はネット販売が禁止されることになる。
これには当然、医薬品である漢方薬類も含まれるはずで、これほど喜ばしいことはない。
なぜか?
たとえば、医療用の漢方薬において、医師が診断された上で処方された小青竜湯など、明らかに麦門冬湯や滋陰降下湯、あるいは養陰清肺湯が処方されるべき証候において誤投与されているケースにしばしば遭遇する。
このように、医師が直接診断しても誤投与が目立つ漢方医学である。
それゆえ、なおさら対面販売によらず、安易なネット通販に頼ることで、そう易々と適切な漢方処方が得られるはずもない。
安易な販売による副作用等、医薬品の乱売に繋がりかねない危惧から、厚生労働省は以前から、医薬品をネット上で陳列・展示しての「お誘い販売」を、内部通達によって自粛を強く促してこられた経緯がある。
それゆえ、ここに来てようやく法的規制がかかることには、賛否両論あるにせよ、小生の所属する薬系の漢方業界では歓迎するムードがかなり大きいのであった。
投稿者 薬剤師 2006年1月27日 16:21
医薬品である漢方薬がネット通販されている現状のひどさには、驚かされた。
あれだけ厚生労働省が自粛を求めているというのに、ぜんぜん聞く耳を持たないのではないか。
実にひどい現象だと思う。
サイトを沢山持って楽しんでいる先輩に聞くところによれば、メールによるエッチの誘いは、それはひどいもんだ、と喜んでいたのか嘆いていたのか、きっと憤慨していたのだと思うが、それと同レベルのひどさだと思う。
もっと悪質だとは言えないだろうか。
長年、漢方相談の仕事に携わっていて思うことは、それほど安易に漢方薬は販売できるものではないと感じるのだが、薬局に直接足を運んでもらえないような薬局だから、ネット通販に走らざるを得ない、という経済的な問題が絡むのだ、と先輩が嘆いていた。
何でも経済原則で動く世の中だか、無理もないとは言えなくもないが、それにしてもひどすぎる現状だと思う。
本音でものを言えば、こんなところだけど、これでもまだ、半分は遠慮しているような気がする。
あれだけ厚生労働省が自粛を求めているというのに、ぜんぜん聞く耳を持たないのではないか。
実にひどい現象だと思う。
サイトを沢山持って楽しんでいる先輩に聞くところによれば、メールによるエッチの誘いは、それはひどいもんだ、と喜んでいたのか嘆いていたのか、きっと憤慨していたのだと思うが、それと同レベルのひどさだと思う。
もっと悪質だとは言えないだろうか。
長年、漢方相談の仕事に携わっていて思うことは、それほど安易に漢方薬は販売できるものではないと感じるのだが、薬局に直接足を運んでもらえないような薬局だから、ネット通販に走らざるを得ない、という経済的な問題が絡むのだ、と先輩が嘆いていた。
何でも経済原則で動く世の中だか、無理もないとは言えなくもないが、それにしてもひどすぎる現状だと思う。
本音でものを言えば、こんなところだけど、これでもまだ、半分は遠慮しているような気がする。
投稿者 薬剤師 2005年8月30日 04:36
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