間違った漢方投与
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ハイタカ(幼鳥) posted by (C)ヒゲジジイ
ブログへの転載の可否 : ブログへ転載を許可します
年齢 : 40歳~49歳の女性
簡単なご住所 : 関東地方
御意見や御質問をどうぞ: 防風通聖散について書いておられるのを読みました。
実は私、愚かにも、便秘や体重増加の改善にと、安易に上記の薬を服用し、A,B,C三社の防風通聖散の服用で、A,B2社のは問題なかったですが、C社のを服用した際、ぐるぐる目がまわる強いめまいにおそわれ、怖い思いをしました。
メーカーに尋ねても、曖昧な返事で、納得できませんでしたが、こちらに、絶対売りたくない他、書いておられるのを読みまして、納得し、自分の愚かさを反省しました。
テレビで大々的にコマーシャルされているメーカーにも反省して頂きたいな、と思いました。
これまで、数々の漢方薬に、助けてもらい改善してきた私でしたが、今回の事は、大いに反省しました。
防風通聖散は、二度と服用しまいと決めました。教えて頂き、ありがとうございました。
ハイタカ(幼鳥) posted by (C)ヒゲジジイ
お返事メール:防風通聖散の弊害は、当方の各ブログ類に繰り返し警告しています通りです。
現実に貴女のように被害を蒙った人は日本国中数知れないのです。
合成化学医薬品と異なって、重大な副作用は滅多なことではあり得ないとはいえ、防風通聖散のような現代社会では滅多なことでは適応者がありえない方剤を、儲け主義に走る各企業が悪乗りして派手な宣伝を繰り返す。
問題が生じても合成化学医薬品ほどの恐さがないからという安心感からか、いまだに過剰宣伝を繰り返す企業が後を絶ちません。
もともと適応者が少ない方剤ですから、たとえばある大病院の勤務薬剤師に直接伺った話ですが、院内では医師や看護師、薬剤師など女性スタッフの多くの人たちが医療用の防風通聖散を常用しても、誰一人として目だった痩せた人はいないと言います。
中には下痢や食欲不振などが生じ、これこそが痩せるための(副作用ではなく)主作用であろうと得心してますます頑張って服用を続ける人もいると言いますから、マスコミやテレビ宣伝を鵜呑みにする人たちが、いかに冷静な判断力を失い、洗脳状態になってしまう恐ろしさを見聞きします。
なにはともあれ、当方のブログが少しはお役に立ててなによりでした。
ハイタカ(幼鳥) posted by (C)ヒゲジジイ
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実は私、愚かにも、便秘や体重増加の改善にと、安易に上記の薬を服用し、A,B,C三社の防風通聖散の服用で、A,B2社のは問題なかったですが、C社のを服用した際、ぐるぐる目がまわる強いめまいにおそわれ、怖い思いをしました。
メーカーに尋ねても、曖昧な返事で、納得できませんでしたが、こちらに、絶対売りたくない他、書いておられるのを読みまして、納得し、自分の愚かさを反省しました。
テレビで大々的にコマーシャルされているメーカーにも反省して頂きたいな、と思いました。
これまで、数々の漢方薬に、助けてもらい改善してきた私でしたが、今回の事は、大いに反省しました。
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ハイタカ(幼鳥) posted by (C)ヒゲジジイ
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現実に貴女のように被害を蒙った人は日本国中数知れないのです。
合成化学医薬品と異なって、重大な副作用は滅多なことではあり得ないとはいえ、防風通聖散のような現代社会では滅多なことでは適応者がありえない方剤を、儲け主義に走る各企業が悪乗りして派手な宣伝を繰り返す。
問題が生じても合成化学医薬品ほどの恐さがないからという安心感からか、いまだに過剰宣伝を繰り返す企業が後を絶ちません。
もともと適応者が少ない方剤ですから、たとえばある大病院の勤務薬剤師に直接伺った話ですが、院内では医師や看護師、薬剤師など女性スタッフの多くの人たちが医療用の防風通聖散を常用しても、誰一人として目だった痩せた人はいないと言います。
中には下痢や食欲不振などが生じ、これこそが痩せるための(副作用ではなく)主作用であろうと得心してますます頑張って服用を続ける人もいると言いますから、マスコミやテレビ宣伝を鵜呑みにする人たちが、いかに冷静な判断力を失い、洗脳状態になってしまう恐ろしさを見聞きします。
なにはともあれ、当方のブログが少しはお役に立ててなによりでした。
ハイタカ(幼鳥) posted by (C)ヒゲジジイ
投稿者 薬剤師 2012年1月7日 10:18
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IMG_3431 posted by (C)ボクチンの母
ちょっとお訊ねですが・・・というお電話の中で昨今とても目立つのはタイトルのように、病院や他所の薬局で出された「●●●●湯という漢方薬が合わないように思うのですが、どうしたらよいでしょう?」という類のお門違いの問い合わせ。
他所の薬局や病院で出された漢方薬が合わないからといって、どうして当方に問い合わせが入るのか?
数十年来しばしば遭遇する困った電話がある。
昨今はかなりその数が増えているように思われる。
受付嬢は当然の如く「こちらに質問されてもどうしようもありません。もらったところでお訊ね下さい」といって、早々に電話を切るのが習慣になっている。
それにしても、まったく見ず知らずの人達が、どうして当方に電話して相談するのか、いまだに不思議でならない。
もしかして、こちらからの勧誘を期待されているのだろうか?
もしもそうだとしたら、なおさらお門違いであろう。
IMG_3432 posted by (C)ボクチンの母
IMG_3433 posted by (C)ボクチンの母
IMG_3431 posted by (C)ボクチンの母
ちょっとお訊ねですが・・・というお電話の中で昨今とても目立つのはタイトルのように、病院や他所の薬局で出された「●●●●湯という漢方薬が合わないように思うのですが、どうしたらよいでしょう?」という類のお門違いの問い合わせ。
他所の薬局や病院で出された漢方薬が合わないからといって、どうして当方に問い合わせが入るのか?
数十年来しばしば遭遇する困った電話がある。
昨今はかなりその数が増えているように思われる。
受付嬢は当然の如く「こちらに質問されてもどうしようもありません。もらったところでお訊ね下さい」といって、早々に電話を切るのが習慣になっている。
それにしても、まったく見ず知らずの人達が、どうして当方に電話して相談するのか、いまだに不思議でならない。
もしかして、こちらからの勧誘を期待されているのだろうか?
もしもそうだとしたら、なおさらお門違いであろう。
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投稿者 薬剤師 2011年1月28日 22:49
スモモ posted by (C)ボクチンの母
今に始まったことではないが、皮膚科に通い詰めて治らず、挙句は各地の皮膚科を歴訪して西洋医学の限界を感じたといって漢方相談に訪れる人は後を絶たない。
アトピー性皮膚炎はもとより、酒さ(しゅさ)や慢性蕁麻疹などは例年、相談者の多い皮膚病である。
正しいステロイド治療がなされずに結果的には乱用による弊害からステロイドがまったく効かなくなり、途中から悪化の一途を辿ったという人が目立つ。
最近もっとも目立つのは、ステロイド乱用の弊害のみならず、医療用漢方薬の間違った投与により、無効なままで悪化しているのに、医師の指示を忠実に守って数年以上続けて、ようやく自費の漢方薬を思い立ったという人達である。
自費の漢方薬は種類が豊富だから、様々な配合の工夫が出来るので・・・という以前にも、医師の投与されていた漢方薬の中には、まったく理解に苦しむ内容のものが多いのが現実である。
それらで有効な人は、こちらに来られるはずもないが、それにしてもそのような人達が昨今、ますます目立つのである。
IMGP3421 posted by (C)ボクチンの母
投稿者 薬剤師 2010年3月24日 07:14
ダイサギ posted by (C)ヒゲジジイ
数十年前までは漢方薬を頭から否定し軽蔑していた医師たちが、事業仕分けで出された「漢方薬の保険適用外」とする方針に対する反発の中でも、自惚れも甚だしきは「漢方処方が日本からなくなるかも知れません」とくる。
数十年前まで、日本の漢方薬の伝統をひたすら守り続けて来たのは、保険医療とは無縁の市井の漢方専門薬局や薬店ではなかったかっ!?
漢方薬が一部保険適用されるようになって、初期には小柴胡湯の乱用で大問題を起こし、昨今では芍薬甘草湯と大建中湯の乱用で浮腫や高血圧、温め過ぎによる皮膚掻痒症の多発を招いている現実を隠して、何が「漢方処方が日本からなくなるかも知れません」だっ。
馬鹿も休みやすみ言いたまえっ。
医師が処方する漢方薬の多くは、まるで素人以下である。こちらからは恐ろしくて見てられない現実が、芍薬甘草湯と大建中湯の乱用である。
今に小柴胡湯事件の再来が遅かれ早かれやって来ることだろう。
日本の漢方のイメージダウンを齎せているのは漢方にはまるでシロウトの医師たちではないかっ!
アオサギ(追補) posted by (C)ヒゲジジイ
投稿者 薬剤師 2009年12月1日 22:49
アオサギ posted by (C)ヒゲジジイ
本来、大建中湯は適切に用いれば、かなりな速効が期待できる名方である。
ところが、昨今、保険漢方における乱用による副作用被害の相談が頻繁である。軽度の副作用といえども、誤投与による副作用だけに看過出来ない問題である。
体質を選ばない開腹術後の投与は日本国中で行われる無謀は言うはおろか、単なる一時的な便秘レベルでも乱用される医師には驚かされたのがつい先日のことである。
しかも、1回2包1日2~3回の投与で、体重が軽い女性には1日2回であっても、通常は1日3回で1回2包の服用であると、その医師は自慢げに患者に告げたという。
先日、野球の王さんの腸閉塞が報道されたのをきっかけに、単なる軽度の便秘を心配して受信された女性が、診断は単なる過敏性大腸炎だということで、上記の大建中湯を処方された。
このような安易な投与によって次に何が起こるかは想像に難くない。全身がメラメラと火照り、残暑が強い昨今の季節では耐え難いほどだという苦情が、なぜか当方に寄せられた。
関わりたくもないので「投与した医師に苦情を持ち込むようにっ!」と云いたいところだが、以前からのお馴染みさんでもあるから、敬遠することも出来ない。
即刻中止するようにアドバイスし、適切な漢方薬(麻子仁丸製剤)を渡しておいたが、もともと基礎疾患に膠原病を持つ人だから、辛温の薬物が沢山配合された方剤を不必要に投与されると、肺陰や腎陰が損傷されて碌なことはない。
無知ほど恐ろしいものはないが、患者さんの無知は当然としても、投与する医師たちの無知さ加減、漢方医学や中医学の基礎知識が皆無としか思えない先生方の保険漢方乱用の実態は想像絶する恐ろしい時代に突入している。
一昔前まで、
漢方薬なんて迷信だっ!
漢方薬で病気が治れば世話はないっ!
漢方薬は信じません。
などなど、漢方薬を目の敵(かたき)にされていた多くの開業医の先生方が、保険適用の漢方が増えるにつれ、ガラッと態度が変るあの豹変振り。
ホオジロ(オス) posted by (C)ヒゲジジイ
投稿者 薬剤師 2009年9月26日 05:40
逆光のムクドリ posted by (C)ヒゲジジイ
昨今のアトピー性皮膚炎をこじらせてやって来られる人の多くは、朝鮮人参含有の温補剤の過剰投与や、ニンニク療法、半身浴の長風呂や真夏でも靴下を履いて水虫を増殖させるような温め療法により、熱性炎症を全身に蔓延させてやって来られるケースがほとんどである。
アトピーに限らず、あらゆる疾患の原因が冷えであるという極めて短絡的で幼稚な信仰による結果がこの通りである。
ところが最近では珍しく石膏剤や温清飲系列の方剤を一年間も病院で投与された挙句に、脾肺腎を大きく損傷して弱り切って来られた人もおられる。
ここまで来れば却って人参や黄耆の配合が必須となるが、脾肺の機能が回復したところで、本来の体質に戻る可能性が高いので、頃を見計らって補腎剤を加え、熱化しかかったところで適切な清熱剤の適量を加えるなり、臨機応変の配合変化が必要になるだろう。
一方では、生まれながらに腎陰虚証体質者であるのに、二年間に亘って生脈散を主体にした人参配合製剤を投与され続けた挙句に、ステロイド軟膏さえ効かなくなり、実熱証に激しい虚熱も合体して重症化して来られた人もおられる。
しかしながら、他の医療機関や漢方専門薬局などで、誤治に誤治を重ねられて最悪に近い状態になっている人ほど、意外に根性があり、決死の覚悟で頑張られるので、中途半端な段階で来られる人よりも経過がよいケースが多いのは不思議である(苦笑。
逆光のムクドリ posted by
投稿者 薬剤師 2009年9月17日 22:58
トンビのボクチン posted by (C)ヒゲジジイ
昨今は熱邪を伴った瘀血証を呈する人達がやけに多いと感じていたが、当方に辿り着くまでには異常なブームとなっている温め療法のみならず、ニンニクや生姜類を過剰に摂取していたり、あるいはこれまで各地の病院で保険漢方により温補剤が長期間投与されていたり、あるいは各地の漢方薬局で同様に人参製剤やニンニク抽出成分配合の医薬品や健康食品を継続服用されていたり・・・・・・。
おそらくこれらが原因により熱盛血瘀を誘発・助長したものと考えられる。
血液を鍋で煮込んだらどうなるかをイメージすると分かりやすい。温補過剰になると血行が良くなるのを通り越して、過剰な温補によって血液が煮詰められて粘稠となり、運行不利を来たし兼ねないのである。
この温暖化の時代、冬の暖房設備も充実した時代にあっては、よほど衰弱した人達でもない限り、しっかりした根拠がない限りは温補剤の投与は慎重でなければならないはずである。
あるいは温補剤で熱証を誘発したくなければ、正確な弁証論治を心がけ、寒熱併用のバランスの取れた配合を心がけるべきである。
ところが、体質を無視して温めれば病気が何でも治るかの如き「病気の原因はすべて冷えにある」などと極めて幼稚な妄言が日本国中に蔓延している現状を見ると、そろそろ日本も終わりだな~~~と実感する昨今である。
関連ブログ:温め療法が流行る昨今、ニンニク過剰摂取による弊害が頻出
参考文献:警告:無謀な温め療法!
トンビのボクチン補遺 posted by (C)ヒゲジジイ
投稿者 薬剤師 2009年9月12日 05:12
夕方の多忙になる時間帯にかかって来た迷惑電話。
病院で防風通聖散をもらったが、どうして問題があるのですか?という質問である。
ブログ類に書いている通りだが、あれを読んでも理解できない人が、電話などの口答で理解できるはずが無いではないかっ!?
専門家でさえ、防風通聖散の方意を正しく理解している人が僅少であるのに、ましてや素人さんに分かるはずが無い。投与している医師や薬剤師のどれだけの人数が防風通聖散の方意を理解しているというのか、甚だ疑問である。
真に方意を理解している専門家が多ければ、昨今のような防風通聖散(ボウフウツウショウサン)ブームが起こるわけが無い。
先日も掲げたばかりだが、再度、萩原朔太郎の名言を引用する。
参考文献:参考文献:
病院で防風通聖散をもらったが、どうして問題があるのですか?という質問である。
ブログ類に書いている通りだが、あれを読んでも理解できない人が、電話などの口答で理解できるはずが無いではないかっ!?
専門家でさえ、防風通聖散の方意を正しく理解している人が僅少であるのに、ましてや素人さんに分かるはずが無い。投与している医師や薬剤師のどれだけの人数が防風通聖散の方意を理解しているというのか、甚だ疑問である。
真に方意を理解している専門家が多ければ、昨今のような防風通聖散(ボウフウツウショウサン)ブームが起こるわけが無い。
先日も掲げたばかりだが、再度、萩原朔太郎の名言を引用する。

流行は、たいていの場合、それの需要者によって作られないで、それの供給者によって作られる。即ち頭の好い商人たちによって創案され、頭の悪い婦人たちによって需要される。━萩原朔太郎著「虚妄の正義」
参考文献:参考文献:
投稿者 薬剤師 2008年7月18日 17:06
本来、大建中湯は素晴らしい処方である。
本方によって術後の激しい癒着症状を解決した例は枚挙に暇がないが、昨今は温暖化の時代でしかも医療用漢方エキス剤が盛んに投与される時代だから、適応者でない人までが投与されるケースが続出するためか、本方の服用者が痒みを訴えて相談を受けるケースが続出である。
一昨年頃から顕著である。
大建中湯の投与が必要になるケースの実際は、中焦における重度の陽虚証であり、陰寒上逆傾向の目立つかなり重度の症状を訴えるケースに限られるはずだが、昨今は術後の予防的措置として投与されるケースが多いためか、不必要に投与されて却って熱邪の侵襲による激しい掻痒を訴えるケースが目立つのであろう。
予防的措置で投与されるのなら、桂枝加芍薬湯くらいの方が無難ではないかと思われるが、これとて稀には桂皮の辛甘大熱にやられかねない。
それ以外にも考えられる原因が大建中湯製剤に使用される乾姜である。本来は乾燥生姜を使用すべきところを日本ではなぜだか飴色になるまで蒸した煨姜(ワイキョウ)や炮姜(ホウキョウ)もどきの乾姜なるものが大量に使用されていることにも一因がありやなしや?
この乾姜の問題は既に何度も指摘しているので、それらを以下に列挙する。
本方によって術後の激しい癒着症状を解決した例は枚挙に暇がないが、昨今は温暖化の時代でしかも医療用漢方エキス剤が盛んに投与される時代だから、適応者でない人までが投与されるケースが続出するためか、本方の服用者が痒みを訴えて相談を受けるケースが続出である。
一昨年頃から顕著である。
大建中湯の投与が必要になるケースの実際は、中焦における重度の陽虚証であり、陰寒上逆傾向の目立つかなり重度の症状を訴えるケースに限られるはずだが、昨今は術後の予防的措置として投与されるケースが多いためか、不必要に投与されて却って熱邪の侵襲による激しい掻痒を訴えるケースが目立つのであろう。
予防的措置で投与されるのなら、桂枝加芍薬湯くらいの方が無難ではないかと思われるが、これとて稀には桂皮の辛甘大熱にやられかねない。
それ以外にも考えられる原因が大建中湯製剤に使用される乾姜である。本来は乾燥生姜を使用すべきところを日本ではなぜだか飴色になるまで蒸した煨姜(ワイキョウ)や炮姜(ホウキョウ)もどきの乾姜なるものが大量に使用されていることにも一因がありやなしや?
この乾姜の問題は既に何度も指摘しているので、それらを以下に列挙する。
投稿者 薬剤師 2008年7月6日 21:02
一例は明らかに誤った投与で、一例は投与に間違いはないが解釈が間違っている例。
舌質紅で無苔、舌がヒリヒリして潤わず違和感が激しい。八仙丸と黄連解毒湯、滋陰降下湯でかなり寛解していたが、完全ではないので人に紹介されて大学病院の口腔外科の診察を受けた。
漢方を専門とされる医師の診断で、漢方薬で四ヶ月で治ると断言され、五苓散エキスと神経症もあるということで半夏厚朴湯が処方された。
その際の説明が五苓散は体内の水分を補って口の渇きを治す薬だと説明された。
服用後、咽喉まで乾燥して咳き込むようになった。
以前服用していた自費の漢方薬の方こそ明らかに効果があったことを悟り、五苓散と半夏厚朴湯を中止し、残っていた前記の漢方薬類を再開したところ、次第に軽くなった。
もう一人は、咽喉が渇いて頭痛がするのでかかりつけの医師に相談したら、同じく医療用の五苓散が投与された。
五苓散の服用で頭痛はやや緩和したが、咽喉が腫れぼったく通りが悪いので、以前、薬局のアドバイスで購入していた半夏厚朴湯エキスが手元にあったので、併用したところ軽くなった。
かかりつけの医師にそのことを話すと、五苓散で体の水分を潤しているのに、半夏厚朴湯で乾かすというのは不思議だと言われ、プラセボ効果じゃないの?と言われたという。
しかしながら麦門冬湯を服用すると却って咽喉の腫れぼったさはとれなかったので、この服用であっていると思うのだが、という問い合わせである。
前者では明らかに肺腎陰虚体質者の舌炎?であるのに、燥性の強い五苓散や半夏厚朴湯の投与は明らかに間違っている。
後者は、水湿内停による諸症状であるから、五苓散の投与は偶然正解であったが、「五苓散が体の水分を潤す」という説明は明らかに間違っている。
正しくは五苓散の一般向けの説明としては、体内における水分の偏在を調節して、余分な湿邪は尿管を通じて体外に排出させる、とでも説明すべきであろう。
また、半夏厚朴湯が効果を示すことは何の不思議でもなく、咽喉付近における浮腫性の水分停滞を疎通させたからに他ならない。
昨今、各医療機関から盛んに保険漢方が投与されるようになったが、乱暴な投与や説明が目立つのでハラハラさせられる。
昨日も、咽喉付近の明らかな熱性炎症が見られる患者さんに桂枝湯エキスが投与された人があり、服用後に却って発熱したというので相談を受けた。
このまま保険漢方が盛んになると、ますます我が漢方薬局は下請け作業というよりも、各医療機関における漢方薬の誤投与の尻拭いと言うべきか、老体を鞭打たれるようにますます仕事が増えるのではないかと危惧しているところである。
舌質紅で無苔、舌がヒリヒリして潤わず違和感が激しい。八仙丸と黄連解毒湯、滋陰降下湯でかなり寛解していたが、完全ではないので人に紹介されて大学病院の口腔外科の診察を受けた。
漢方を専門とされる医師の診断で、漢方薬で四ヶ月で治ると断言され、五苓散エキスと神経症もあるということで半夏厚朴湯が処方された。
その際の説明が五苓散は体内の水分を補って口の渇きを治す薬だと説明された。
服用後、咽喉まで乾燥して咳き込むようになった。
以前服用していた自費の漢方薬の方こそ明らかに効果があったことを悟り、五苓散と半夏厚朴湯を中止し、残っていた前記の漢方薬類を再開したところ、次第に軽くなった。
もう一人は、咽喉が渇いて頭痛がするのでかかりつけの医師に相談したら、同じく医療用の五苓散が投与された。
五苓散の服用で頭痛はやや緩和したが、咽喉が腫れぼったく通りが悪いので、以前、薬局のアドバイスで購入していた半夏厚朴湯エキスが手元にあったので、併用したところ軽くなった。
かかりつけの医師にそのことを話すと、五苓散で体の水分を潤しているのに、半夏厚朴湯で乾かすというのは不思議だと言われ、プラセボ効果じゃないの?と言われたという。
しかしながら麦門冬湯を服用すると却って咽喉の腫れぼったさはとれなかったので、この服用であっていると思うのだが、という問い合わせである。
前者では明らかに肺腎陰虚体質者の舌炎?であるのに、燥性の強い五苓散や半夏厚朴湯の投与は明らかに間違っている。
後者は、水湿内停による諸症状であるから、五苓散の投与は偶然正解であったが、「五苓散が体の水分を潤す」という説明は明らかに間違っている。
正しくは五苓散の一般向けの説明としては、体内における水分の偏在を調節して、余分な湿邪は尿管を通じて体外に排出させる、とでも説明すべきであろう。
また、半夏厚朴湯が効果を示すことは何の不思議でもなく、咽喉付近における浮腫性の水分停滞を疎通させたからに他ならない。
昨今、各医療機関から盛んに保険漢方が投与されるようになったが、乱暴な投与や説明が目立つのでハラハラさせられる。
昨日も、咽喉付近の明らかな熱性炎症が見られる患者さんに桂枝湯エキスが投与された人があり、服用後に却って発熱したというので相談を受けた。
このまま保険漢方が盛んになると、ますます我が漢方薬局は下請け作業というよりも、各医療機関における漢方薬の誤投与の尻拭いと言うべきか、老体を鞭打たれるようにますます仕事が増えるのではないかと危惧しているところである。
投稿者 薬剤師 2008年7月1日 23:35
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