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漢方とは中国から伝来した医術や薬術であり、漢方薬は漢方で用いる草根木皮や動物類を原料とした医薬(治療薬)である。
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同一の漢方処方で効力に大きな違い

常連さんで、一人暮らしの老婦人。

長年の虚弱性から、中年の頃には、しばしば風を引いてはこじらせて、肺炎になったこともある。

不運にも、その都度、合成医薬品の副作用に悩まされ、意を決して当方の薬局に訪れたのが20年前だった。

以来、風邪や流感の都度、当方の漢方薬の複雑な配合で、すべて解決できた。

折々の諸検査も必要だからと、強いて近くの内科医院に行くことを勧め、一人暮らしなのだから、何かあったときのためにも、顔つなぎは必要だからと、説得して、年に1~2度の通院を義務付けていた。

幸か不幸か、折に触れて、医療用漢方を積極的に使用されるその内科医院さんでは、折に触れて漢方処方を出してくれるのだが、最近も不適切な方剤が出されているのに、もったいないからと服用してみたところ、無意味だったと報告があった。

通院の都度、医療用漢方を処方されるので、困っていると嘆かれるので、貰われる都度、報告してもらうと、適切な場合もあったので、そのときには、せっかくだから服用するようにアドバイスする。

ところが、彼女には、効かないのである。

合っているはずの方剤で、彼女には医療用では効果が無かったものは、猪苓湯・柴胡桂枝湯・疏経活血湯・辛夷清肺湯など。

当方の、保険の効かない他社の方剤では、よく効くのだが、不思議といえば不思議。

彼女が特別なのかもしれないが、他の患者さんのケースでも、共通した方剤で、同様なことが、それぞれ、何人か把握できているので、あながち、彼女だけを特別視するわけにもいかないかもしれない。

これまでも何度か経験していることだが、同じ漢方処方でも、各メーカー間によって、同じはずの効能に、歴然とした違いがあるのは事実のようである。

これが、天然生薬を用いる漢方薬の宿命なのかもしれないが・・・・・・。
投稿者 薬剤師 2005年10月13日 13:14