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漢方とは中国から伝来した医術や薬術であり、漢方薬は漢方で用いる草根木皮や動物類を原料とした医薬(治療薬)である。
漢方薬専門薬局経営薬剤師の漢方相談業務上の様々な本音を語るブログです。
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漢方処方の指名客

 いま流行のメタボリックシンドロームに効果的とされる有名な漢方処方が 防風通聖散(ボウフウツウショウサン)である。
 好き嫌いを言っては余りに学問的でなく低次元の話に堕するので、我ながら汗顔の至りであるが、嫌いなものは仕方が無い。
 防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)などは支離滅裂な配合であると手前勝手に断定して憚らないほど、図々しくも愚鈍というか頓馬というか、いささかボケ気味なロウジンである。

 古人の工夫になるこのような名方も、馬の耳に念仏、馬耳東風なのである。
 適応症の見分けは中々困難で、一歩誤ると麻黄や石膏あるいは川芎などのように一癖のある生薬の配合された方剤では、軽度の副作用が頻発してもやむを得まい。
 だからこのようなやや峻烈に近い方剤は、指名されても売らないに限る。

 漢方薬局として名に恥じないレベルは豊富に各種方剤を揃えているが、防風通聖散の製剤は久しく販売することがないので、かなり効果も劣化しているだろうから、そろそろ廃棄処分しなければなるまい(苦笑)。
投稿者 薬剤師 2007年11月28日 00:50
 最近、身内の消化器内科医も保険漢方の大建中湯をよく使用するとは聞いていたが、ここまできたか大建中湯、とうとうテレビでも宣伝するような事態らしく、指名客までやって来る始末。
 86歳の男性が、テレビで腸が悪いのには大建中湯が良いと言っていたのでと、代理の中年女性が処方の指名である。

 当方では代理での処方指名には応じられないので、そのご老人の主治医に相談すべきこと、大建中湯は保険漢方専門のT社が盛んに各病院に宣伝して回っているので、どこの病院でも置いている可能性が高いので、薬局で求めるよりもそのほうがベターだと説得して販売しなかった。
 お腹を強く温める漢方薬だから、本当に合っているかどうかは、専門的に診断してもらうべきこともアドパイスしたものの、そのような漢方の専門知識を一般の医師が心得ているとは限らないので大いに問題なしとしない。
●昨今、日本国内では漢方の原理・原則を無視した大建中湯の乱用が目立つ、第二の小柴胡湯事件が勃発しなければよいがと強い危惧の念を表明されるR先生。
東亜医学協会発行『漢方の臨床』誌1月号で「新年のことば」特集から抜粋引用)

 とあるように、実際のところ中焦陽虚で陰寒上逆する証候には極めて有用な方剤であるが、内外ともに熱証が主体の体質者が誤って服用すると、朝鮮人参や山椒や乾姜がタップリ配合された方剤であるから、温め過ぎるによる様々な不快症状が出兼ねないので注意が必要だ。

参考文献:http://murata-kanpo.seesaa.net/article/38103051.html

 
投稿者 薬剤師 2007年9月23日 23:13
漢方薬の処方名を指定して来られる方は、あとを絶たない。

ほとんどの場合、お断りである。

すでに服用中のものなのか?誰が配合を決めたのか?専門家と相談したのか?

などなど、このような質問を嫌がる方も多いが、シロウト療法だった場合には、問題が発生しやすいので、確かめざるを得ない。

本日あった例では、かなり遠方の所へ、写真まで送って相談したのだという。

それなら、どうしてそこで出してもらわないのだろう。

もしも合わない配合だったら、こちらが困る。

配合を見ると、よほどの名人か、あるいはドシロウトの両極端の、いずれかとしか思えない、寒薬主体の方剤と、温薬主体の方剤の2種類である。

しかも、傷寒論と金匱要略の方剤の構成を考えると、中医学的な弁証論治による配合とも思われない。

結局、

「そこまで熱心に相談されてアドバイスを受けたものなら、たとえ遠方でも、そちらさんで求めて下さい」

ということで、お引取り願った。

礼儀というものがありそうに思うのだが。

つまり、相談に乗って下さった相手の先生に対する礼儀こそ、真っ先に重視してしかるべきものではないのか?

また、その後の経過や、配合調整などのこともあるのに、今後のことをどう考えているのだろう。

こういう人たちに限って、効かなかったり、多少でも副作用的なものが生じれば、直接販売した当方に、強い苦情が舞い込んでくることは、目に見えている。

まったく理解に苦しむばかりだ。
投稿者 薬剤師 2005年9月12日 16:54